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意識改革

□だらたまご 2025/10/25 「意識改革とモンブラン」

 鞄に罪があるわけじゃありませんが、最近の意識の低さは鞄にこだわる事を辞め、正直
 若干某芸能人に影響されて買い集めていたディアベルの鞄を使うようになってからかなと
 思うことがありまして。
 その理由というのが、まず今愛用しているディアベルの鞄は、デザインは好みまっすぐで
 非常に気に入っている反面、ファスナーなどで閉じられるものではなく、物を適当に中に
 入れることができる上にキャンバス地なので何も気にしないという状態。
 ただそのデザインというのはスタッズがバチバチについていて、私の外見には正直かなり
 似合うとは思う反面、上品というよりはどちらかというと攻撃的なデザイン。
 個人的にはミニマリズムの行く先としてシックで気品のある生活をしたいという願望が
 あるので、いくら使いやすいとはいえ中身をある程度乱雑にしたり扱いを乱雑にしたり
 したところで何のダメージもない今のディアベルは丁寧な暮らしとは対極にあり、今の
 手荷物に合うレザー製の鞄を新調しまして、立ち居振る舞いの改善のきっかけにしようと
 いうことで鞄の更新を行ったのが一つ。
 そしてもう一つは、いくらペンを買っても次のペン、次のペンと本当に欲しい物が明確で
 ないままにたくさんのペンを買いあさってしまう現状を打ち破るため、「最高」を入手し
 何を買うにもそれを超えることができない環境にしてしまおうということで、モンブラン
 マイシュターシュテック164のボールペンを思い切って購入しました。(中古)
 そうして家に最高峰のペンがある状態でどこで他のペンを見たとしても「でも我が家には
 モンブランあるしなぁ」と思える状態を無理やり作りだしました。
 結局のところ、物を無限に購入してしまう要因は「今手元にあるものに不満を見つける」
 「今手元にあるものより良いものを求める」という流れにあるので、色々と気に入った
 ペンを持っていたとしても、「いやこれはこっちのが好きだし」とか言い訳をしてまた
 ペンを買う生活をしていたわけですが、中古とはいえ細部まで徹底的にこだわり抜かれた
 モンブランという最高峰レベルのボールペンを手にすることで言い訳できないようにして
 無駄な物欲を完全に断つ、という強硬手段です。
 ちなみにこれが効果覿面で、購入直後でも今までは通りしなにオフハウスがあればそこで
 色々見るなどしていたのですが、ペンが欲しい、という感情がきれいに吹き飛びました。

 というわけで、良い鞄に切り替えてそれに愧じない立ち居振る舞いを心掛け、丁寧な物の
 扱いをするということを徹底していくという覚悟と、最高峰のペンを入手することで他の
 中途半端なペンに向く意識を消滅させて手元の物が最高なのだから次を手にする必要は
 ないのだという強い意識、これらをしっかりと持ち、今後、数ヶ月前までと同じような
 ミニマリズムとストイック生活を復活させていこうと思います。
 よく考えれば、鞄を良いものにすることでその鞄に恥じない立ち居振る舞いをするだとか
 良い時計をすることで(以下略)とかで自分を改革してきたので、息抜きで遊び心のある
 鞄を使うのは良いとして、日々の意識をしっかり持つためにはまず手回り品を整えていく
 ことが大切なのだなぁ、と改めて思う等しました。

 それはそれとして、モンブランのボールペンを手にして思ったのは「普通」ということ。
 別に極端に素晴らしい操作感だとか持ち味とかでもなく、セーラーの6千円前後のものや
 パイロットの1万円前後の物と比べて特別めちゃくちゃ優れているというわけでもなし。
 ただ、細部へのこだわりがそういった普及価格帯の物とは明確に違うな、という印象。
 神は細部に宿る、という言葉がありますが、例えば細かいエッジ部の引っかかりだとか、
 クリップの作り、刻印の均一さ、ネジのスムーズさ、繰り出しの感覚、意匠の鮮明さ、
 そういったところが明らかに細かな点まで徹底的にこだわり抜かれているなという感覚。
 個人的に一番好きなペンはパイロットカスタム74であることに変わりはないのですが、
 それでもこれが最高峰の上品さか、と納得できるものであることは確かなので、一つの
 私の中でのペン集めの区切りとなったという感じです。

 まあ、新品価格で買うかって言われたら私は迷わずカスタム漆買いますが……。


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