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□だらたまご 2022/4/19 「向いてないと思ったら」

 さて、今回はみずち流「向き不向きを判断する方法」でございます。
 向き不向きというより、「本当に自分が真剣にそれに取り組めているのか、あるいは今後
 それに真剣で居続けられるのか」という事を考えてみよう、というお話です。

 まず、向いている、とは何でしょうか。
 私は向いている=才能ではなく、向いている=楽しくできるということだと思います。
 無理に何かをし続けることって、結局それ自体に時間を割くことがもう既に面倒ですが
 楽しいことって自発的に時間を割きますから、その時点で大きなアドバンテージとなり
 中途半端な義務感でやっている人よりも確実に一歩前に行けるというわけです。
 じゃあ逆に才能とはなにかというと、私は二つあると思っているのですが、一つ目は
 先ほどの楽しくできる、つまりは「努力を自然にできる」ということ。
 そしてもう一つは、「コツをつかむのが早い」という事。
 例えばギターの弦を3本同時に押さえるという行為が、自然にできる人と、どうにも
 上手くいかない人がいますが、自然にできる人はつまり手にした時点でコツを掴んで
 いるという、ただそれだけのことで、それがイコール才能と呼ばれるものだと思います。
 なのでここでいう「向いている」は才能のことではありません。
 才能があっても、嫌々やっている人はどこかで必ず辞めます。
 だとしたら、「向いている」人の方が、長い目で見たら勝率は上がるものなのです。

 んで、本題。
 私は自分に何かが向いているかどうかを判断したいと思ったら、自分にこの質問をします。

 「あなたにとって●●とは何?」

 プロフェッショナル系の番組でほぼ確実に問われる質問です。
 向いている人はこれを問われた際「自分にとってなじみのあるモノ」に例え、逆にもしも
 向いていないのであれば「自分にとって障害となるモノ」に例えるでしょう。
 もし浮かんだ答えが「自分にとってなじみのあるモノ」なのであれば、向いています。
 才能があるかどうか、そんなのは些末なことで、少なくとも才能があるのに嫌々それを
 やっている人間よりもずっと前に立てると私は思っています。
 もちろん、才能に恵まれてなおかつ大好きでまっすぐ何かに取り組む人には勝てませんが
 だから向いていないって、それはあまりに短絡的じゃないですかね。
 誰かに勝てないからと言って諦めていたら、この世の中、全員に勝てるものなんてそんな
 都合よくあるわけじゃないんですから、何もできなくなるか、あるいは、マジですっげぇ
 ニッチなスキマ産業に突入するかの2択なわけです。
 才能もなく向いてもいないなら逆になんでそれを続ける必要がある? と思いますけど。
 私がここで言っている「向いていない」って、そもそもそれを楽しいと思ってないんで
 わざわざ無理して続けるのってマジで時間の無駄じゃないですか? って思っちゃう。
 あとは中途半端に、例えが「息抜き」とかだったら、それを無理して頑張る必要もないし
 逆にやめる必要もないから適当にやったらいいんじゃない? とかなります。

 まあもちろん、悩む対象が趣味や創作ならそれでいいんですが、仕事となるともしも
 向いていなかったとしてもやらざるを得ない状況になるでしょう。
 でももしできないことについて「自分は向いていない」と判断したら、ある程度逆に
 諦めがつくと思うんですが、どうでしょうかね。


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