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□8Fクォーツ 電池交換後設定 ▲8Fクォーツを搭載した時計
セイコーのパーペチュアルカレンダームーブメント、8Fシリーズ。 今となってはもはや生産されていない、とても手軽で便利なムーブメントなのですが 電池交換するとなると、その設定がマジで面倒くさい。 裏蓋を開けた状態で、端子をショートさせて日付を合わせるという仕様。 というわけで、その方法をいろいろに調べて自分なりにまとめていたんですが 以前電池交換した際に資料がどこ行ったか分からなくなったんでまとめます。 現物はあるんですがそのために開けるのもアレなので写真はございません。 真似はマジでおすすめしませんので、実施する場合は参考程度にお願いします。 んで、「開け方とか写真とかねーとわからんよ」という状態であるとか 「午前午後ってなんだ?」とか思ったらその時点でやめたほうがいいです。 なのであえて専門用語が出てもそのまま突き通します。 ◇電池交換 電池はすでに付属している電池と同様の物を使います。 注意点としては、ショートを防ぐシールが貼られているので、通常の市販品ではなく そのシールが貼ってある専用電池を使用するか、無理やり使うなら そのシールを張り替える必要があります。(フィルムがついている場合もあるぽい) 電池を外す際は差込口がシールで表示されているため、そこから外します。 交換後、毎秒運針か5秒運針をしている場合は次の手順へ、秒針が止まっている場合は 改めて電池を外し、もう一度組み込みなおします。 ◇下準備 端子が5つあるので、その端子に書かれている文字を確認します。 AC/Φ/Y/M/D これらの端子を使用して日付合わせを行うこととなりますので、どれがどれかちゃんと わかる様にしておく必要があります。 まずリューズを0段状態(入った状態)で、AC端子と+極を3秒ショートさせます。 ショートさせる際は、ピンセットの先端を端子に当て、それをつけたままで 電池の側面(+極)に触れさせたり外したりする方法が安定するかと思います。 この時点で運針を確認し、5秒運針であれば次の手順に進みます。 ※事前に午前、午後の確認をしておいてください。 ◇カレンダー書き込み まずはリューズを2段引き、回路が見えるようにガラス面を下にして置きます。 そしてここから先は、リューズを2段引いた状態で作業を行います。 まずゼロ位置を合わせます。ここで言うゼロ位置とは「1はどこか」を合わせる作業。 Φの端子と電池を瞬間ショートさせます。すると1つずつゆっくりと数字が変わるので カレンダーの数字が1になるまで繰り返し、1になったら作業をやめます。 次に年を合わせます。 Yの端子をショートさせると、数字が1に戻ります。 ここで年を合わせますが、合わせる数字は「うるう年から何年経過したか」です。 重要なのは「今がうるう年から何年経過しているか」という点で、今がうるう年の場合 数字は「4」となり、そこから1年経過したら「1」、2年経過したら「2」という感じで 今の年がどうかを確認して合わせていきます。 ※今がうるう年なとき「1」と勘違いしがちですが、ここが間違いの元。 前にネットで調べてそう書いてあったのでやったらずれました。 次は月を合わせます。 Mの端子をショートさせると数字が1に戻りますので、今の月を入力します。 最後に日を合わせます。 Dの端子ショートで、以下同文。 これらの作業が終了したらリューズを戻し、毎秒運針になれば成功です。 あおたま工房に戻る ▲ページの上部へ |