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 ヤマハのトランペットの中でも「赤ベル」と呼ばれるモデルの一つです。 ほかに紹介しているものとは違い、ベルがレッドブラスという合金で作られています。 ほかの金色っぽいトランペットは「イエローブラス」と呼ばれる合金で、 これについては銅と亜鉛の比重の差により色合いが違う、というものです。 イエローブラスではおおよそ７割程度が銅であるのに対し、レッドブラスの場合は ９割程度が銅ということになります。 音質的にはイエローブラスと比較して比重が高いため、柔らかくしっとりとした 優しい音が出る感じがします。  状態はかなり悪く、全体的に赤錆が浮いています。 こちらについては削り落とせばきれいになると言えばなるんですが、そうしてしまうと 楽器の厚みを削り落とすことになってしまうので、最低限の汚れ除去だけにしています。 メンテナンスについてはあおたま工房の記事を参照。  １番管にはトリガーはなく、３番管には可動式のトリガーがついており、古い時代の スチューデントモデルという感じがします。 トリガー自体はやや渋いものの十分スムーズに動かせる状態です。  刻印です。錆がかなり濃く出ています。 楽器紹介に戻る ▲ページの上部へ |