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□だらたまご 2023/10/19 「シックに生きる【読書】」

 本を読んでその読書感想文を書くのを日常化していこうかなということを考えました。
 というのも、とにかく私は本を読むのが好きではなくて、動画やネットで得た情報だけ
 集めているタイプなので、本を読む時間マジで取らないんですよね。
 というわけで読書感想文をだらたまごのついでに書こうと思い立ち今日が初日。
 ここから読書感想文をはじめます。
 ちなみに、みずちは読書感想文を自身の力で書いたことは1度もありません。

 『フランス人は10着しか服を持たない2』を読んで

 元々私はいろいろな物に囲まれて、他人に見えないところでは自堕落な生活を送り、
 片付けもろくにせず物の隙間で生きているような人生でした。
 そんな私が、多くの物を常に欲しがり、手に入れ、そうして溢れたものの中でさらなる
 物欲に支配されることに疲れ、手に取ったのが前作である『フランス人は10着しか服を
 持たない』でした。
 前作では著者がフランスにホームステイしていた際に出会った「マダム・シック」の
 上品で美しい生き方に感銘を受け、自らのワードローブの在り方や、食事や運動、日常の
 あらゆるスタイルを典型的なカリフォルニアガールであった自分から変わっていく過程を
 書き上げており、自堕落な生き方とシックな生き方の対比を大きく描いていました。
 それゆえに、読者は著者と同じように自分の身なりや行動について共感し、著者が実際に
 フランスでマダム・シックと過ごしてきた日々を追体験することによりマダム・シックの
 上品な生き方へ変革していくステップを一つ一つ踏むことができる一冊だと感じました。
 今作はそれから年月が経ち、母親となり二児の母となった著者が、アメリカに戻った後
 自身の日常の中でマダム・シックから学んだいろいろなことを活かしつつ、母親として
 今までと勝手が違う中で上品で美しく生きていく術をまとめた本です。
 結論から言うと、本書は前作の「復習」かつ「応用」の為のものであると感じました。
 自分自身で変えられる意識を変革させることを主題とした前作とは少し角度を変えて、
 子供や夫など、自分自身ではない、自分の思い通りにはいかない存在と共に在る中で、
 自分がどうしていけばシックな暮らしをしていけるか模索していく今作は、共感できる
 人とできない人が大きく分かれるものとなるのではないでしょうか。
 現在の家への不満をどう考えるか、忙しい日々でどう自身を磨くか、日常の中で自分が
 シックに生きるために何を考えていけばいいかを描く今作は、前作を読んで自分自身が
 変わろうとし、しかしそれが上手くいかなかった、そういった人こそ、この本の序章で
 著者自身が陥った 状況を追体験していると言えるでしょう。
 一方で、前作のアドバイスをしっかりと守り、日常的に心がけることができている人が
 新たなアドバイスを求めて手にしたのであれば、それはきっと期待外れかもしれません。
 私自身は前作を読んでから時間が経過し、その内容もおぼろげになったころにこの本を
 読んで、忘れていたマダム・シックの言葉を思い出す良いきっかけとなりました。
 この本を読んで、もう一度シックな生活を目指していこうと思い立ち、まずは明日の
 朝起きて自室でゆっくりと朝食を摂ることから始めていこうと思いました。

 というわけで、ろくに読書感想文を書いたこともなく、書き方すら教わっていない私が
 ちゃんと書いた初めての読書感想分でございました。
 今回読んだ本はこちら


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