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□みずち的ミニマリズムの記録
□第1章 思考 1-4、手荷物の考え方 ![]() さて、ここからは実際に私が行っているピンポイントのミニマリズムについて、ジャンル別に考え方について整理していこうと思う。新たな考え方をするにあたって、とりあえず何はともあれやってみるというのも大切であるし、私自身はまず最初に動いてみよう、という考え方を心掛けている。しかし、ピンポイントで行おうとするのならば、具体的に何をターゲットにするかをまず考える必要がある。これからいくつかのジャンルに分けて自分自身のことについて細かく考えていくわけだが、その大前提となるのは、「自分にとって必要かどうか」を細かく選別していく作業である。そしてそれを考えていくにあたり、まず最初に最終的な目的地ははっきりさせておく。それは「何もないなら何もないほうが良い」という前提条件である。ミニマリズムを適用させていくにあたり、このくらいを目指す、このくらいなら持って良い、そういった考え方だとどんどん甘えていく。ゼロに限りなく近づけることが最善であるという前提を持った状態から考え始めることで、無駄に持つことが問題であるという意識をより強めることができるのだ。そして何を持つにしても、「1軍だけでそろえる」ということを意識することだ。自分にとっての1軍以外を持っていても、それらにはおそらく愛情を注ぐことはできないし、使用頻度も明確に下がることになる。 まずは手荷物について考えてみる。最初に自分がどのような荷物の構成で動くのが好きかを考える。減らすことに重点を置きすぎて、不便なほど極端に小さいカバンで動くことになったり、逆に必要ではあるがカバンを持ちたくなくてポケットがパンパンになってしまうなどを避けるために、どういった状態が自分にとって理想的な状態であるか考えることがスタート地点になる。荷物を中心にカバンを考えるのか、カバンを中心に荷物を考えるのか、そこからがスタートになってくるのである。ファッションを楽しみたい人にとってはカバンは重要なアイテムであるし、手ぶらが至高であると思うのならば究極にミニマルな荷物にする必要がある。そこで構成にこだわりがあるかないかによって手順が変わってくる。構成にこだわりがあるのならば、その構成が荷物の上限となる。構成にこだわりがないのならば、荷物の下限がゼロとなる。私の場合は構成にはこだわりがないが、ポケットに入れる荷物を鍵だけにする、というこだわりがあるので、カバンを持たないという選択肢はない。しかし会社の私物を置く引き出しに大きさの上限があり、買い物時はカバンを手で持って歩くことになる――肩と首が悪い為にショルダーバッグが使用できないので――ため、カバンについては大きさと形状の制限が存在する。この時点で私の場合、持ち歩ける荷物の限界量が確定するわけである。 次に、自分にとって必要な荷物について考えてみる。とその前に、まずは今持ち歩いているカバンがあるのならば、その中身を全て出してみるのがいいだろう。カバンに入っているものの中に、そもそもそ入れた覚えがなかったり、最後に使ったのがいつかわからないようなものはないだろうか。全て覚えているとしても、何も意識しない状態でカバンのどこに何がどれだけ入っているかを諳んじることができるだろうか。あくまで私の場合であるが、カバンの荷物に関しては「いつでもどこに何がどれだけ入っているか説明できる状態」が必要であると考えている。そのうえで、自分の生活スタイルを考えたときに家から出た後でいつでもこれだけは欲しい、というものを考えていく。逆に言えば「あったら便利」であったり「たまにしか使わない」ものや、あるいはほとんど使わないが必要で、使うとき簡単に入手できるものはそもそも持ち歩く必要がないと私は考える。そしてもう一つは、荷物を仕事の日とオフの日で変えるかどうかだ。前者なら環境ごとに考える必要があるし、後者なら考えうる最大の荷物を前提とする必要がある。ちなみに私の場合は忘れ物をしやすい性格の為後者である。また、同じ用途のものを2つ以上持ち歩かないというのは徹底したほうが良いだろう。一通りまとめたら「常に持ち歩く必要があるか」で物を厳選し、どこかに置いておけば良いものやいつでも必要量が入手できるもの、代替できるものは排除していく。そうして本当に必要なものだけを厳選するのが、私の考える手荷物に関する考え方である。 私の場合、仕事とプライベートでカバンを変えないという選択を取った為、常に必要なものとして財布、スマホ、爪やすりと爪切り、香水、櫛、おくすり手帳、予備の眼鏡、眼鏡拭き、ハンドクリームが必要であるという考えに至った。続いて、この中で「常にカバンに入れておく必要があるか」を考える。私はこのうち、ハンドクリームは家と職場に1つ置いてあるし、移動中に使うほど乾燥するものでもないし、どうしてもの時はコンビニで買えばいいという結論に至ったので排除した。爪切りに関しても、基本的に爪やすりがあれば十分であるし、ささくれを切りたいのであれば会社であればニッパーがあるし外出先では母が持っているのでそれを借りればよい。香水は家で吹けば良いが、忘れるときもあれば、外でほしくなる時もあるので持ち歩くことを決めた。おくすり手帳は病院の時だけでも良いが、「あらゆる状況でそのカバンだけで外に出られる状態」が荷物選定の前提の為残すことにした。予備の眼鏡は、試しに持たずに歩いたが、たまに眼鏡を忘れたときに体調を崩すほか、壊れた場合に仕事にならないので持ち歩くことにした。会社に置いていく考えもあったが、逆にカバンの大きさ的に眼鏡があったほうが収まりが良いので残すことにした。あとは筆記具については、出歩いた先でメモをするために持ち歩いているが、メモ用紙は車の中に常備して、持ち歩いてはいない。あとはこれらをポーチを用いて財布含め3つにまとまるようにしてトートバッグに入れたら、私の1軍荷物の完成である。荷物をポーチでユニット化しておくことで、カバンの入れ替えが3秒で終わるようになるのだ。いくつかのカバンを使い分ける方は、荷物の見直しにあたって「カバンを入れ替えるときの工数」も最小限にできるように考えておくといい。 まとめると、荷物の考え方については、自分にとって最低限必要な物を持つようにすることと、生活スタイルの中で荷物を用途によって入れ替えるかどうかということが重要になると私は考える。前提として考えるべきことは、「手荷物は少なければ少ないほど良い」という考え方と同時に「ないと不便になるものは持っても良い」ということを意識することだ。少ないことにとらわれてQOLを下げることは利口ではない。しかしだからと言って快適さを意識するあまりに重い荷物に負担を強いられていてはいけない。持ち物のジャンルを広げることは許容しつつ、そのジャンルごとにミニマリズムの考え方をピンポイントで当てはめて、余分な物だけを的確に削り落とすのだ。 荷物は少なければ少ないほど良いが、不便にしてまで減らすことにこだわらない。 必要なものをそれぞれ1つずつ持ち、身軽に過ごしていこう。 ![]() 前へ 次へ 目次に戻る その他駄文に戻る その他のコンテンツに戻る ▲ページの上部へ |