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□みずち的ミニマリズムの記録
□第1章 思考 1-7、趣味用品の考え方 ![]() ここまでは、割と普通にミニマリズムの考え方に関する話であったが、ここからが本当にピンポイント・ミニマリズムの話になる。次に考えるのは、趣味用品についてである。 前提として、ここまでのミニマリズムはこの趣味用品に割くリソースを開放するための作業であって、この趣味用品に徹底したミニマリズムを徹底するのであれば、それはピンポイント・ミニマリズムではなく本当のミニマリストである。故に、趣味用品についてはかなり甘く見て、しかしそれでいて、ピンポイントでミニマリズムを適用し、思考停止に陥らないようにコントロールすることが、この項の目的となる。 まず、再三申し上げているように、私の考え方においては「好き」は免罪符である。故に、趣味の物に関しては減らし方を考えるということはしない。しかし、増やし方は少し考える必要がある。考えなしに好きだからと言って思考停止で増やしていくと、買ってみたは良いものの気に入らないものであったり、買ってそれから一度も開封することなく埃を被ったりすることが多々ある。しかし思考停止状態ではそれを買い物の失敗だと思わず、また次の物に手を出してしまう。そうならないために、ある程度検討する必要がある。では、何をピンポイントで狙っていくべきか。それはやはり、「管理負担」である。 序章でも私が集めてきたものに関して管理負担について触れてきたが、趣味の物の管理負担というものは感覚が薄れがちである。しかしその麻痺した考え方の上でなお、管理負担があるな、と感じるものは、好きな物といえど無駄な物なのである。私の場合であれば現在新たに購入する物は筆記具くらいだが、大量に集めまくって150本を超えた今、さすがに増やすには管理負担が生じてくる。故に、例えば傷がつきやすく単一で保管しなければならない物を避けたり、万年筆のように手入れが大変な物は避けている。逆に一つのポーチに大量に保管しても問題ないような100円均一で販売しているようなペンなどは、管理負担が小さいので好きだと思ったものはついつい購入してしまう。また、筆記具が好きとはいえ、例えば鉛筆を買っても、それを削る削り器は別に好きでないので、管理負担の小さいごく小さなものを一つだけ買うとか、インクについてもインク自体は必要だが多色を使う機会がないので増やさないだとか、好きな物の中でも優先順位が低いものはあまり買わないようにするなどの工夫をするだけでも、物が増えることによる管理負担の増加は抑えられる。そうして管理負担を一定に抑えておけば、全体のリソースを圧迫する速度も低下し、楽しい状態を維持することができるのだ。同じ趣味のジャンルの中でも、興味の度合いが低い物に大してピンポイントにミニマリズム的思考を適用することで、コントロール不能に陥ることを避けることができると私は考えている。 逆に、管理負担が大きい物を増やすことが趣味として大きな要素となる場合は、まず自分のリソースを開けなくてはならない。そのためには、趣味以外をさらに徹底的なミニマリズム思考で固めていくか、或いは総合的なリソースの総量を増やすしかない。場所的リソースを増やしたければ引っ越すしかないし、金銭的リソースや時間的リソースを増やすならば仕事から見直さなければならない。そのハードルは恐らく、ミニマリズムでの容量の融通より、はるかに高いものとなるだろう。私の場合、ギターやベース、楽器類を増やすことをやめたのは、その購入して置くための場所のリソースがないことと、今所持している楽器で出来ないことが別にないことが理由だ。例えば今持っているギターにトレモロユニットがなく、どうしてもそれを使う曲があるから楽器を増やしたいと思うのと、今あるギターと違うものが欲しいから楽器を増やしたいと思うのでは、その必要性は天と地の差がある。負担が大きいものに関しては、必要性を検討し、それと自分のリソース管理とを天秤に掛けたときに必要性側に傾いた時にだけ購入すれば良い。それをするためには、まず、購入前に一度考えることが必要なのだ。そしてそのトリガーとなるのが「管理負担」なのである。どんなものでも購入する直前に「これを購入したときの管理負担が自分にとってマイナスにならないか」を自問する。それだけで、無駄な買い物はかなり減らすことができるし、後になって置き場に困ったり購入自体を後悔するリスクも大きく減っていくことだろう。 趣味のものであったとしても、何でも購入すると後悔する。 買う前に「管理負担が自分にとって大きすぎないか」と自問しよう。 ![]() 前へ 次へ 目次に戻る その他駄文に戻る その他のコンテンツに戻る ▲ページの上部へ |