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□みずち的ミニマリズムの記録

□第2章 実践
 2-2、いらない物や行動を捨てる


 さて、前項にて候補の選定が終わったと思うが、続いてはこれを行動に移していこう。前項までで一通り不要なもの候補と不要な行動候補が集まったと思う。それでは、実際にこれらをどうしていくのかを考えていくこととしよう。
 まずは実体のある物品について考えていく。前項で明確に不要だと判断したものと存在理由が分からないものに関しては、一通り処分が終わっただろうか。もしもまだ残っているのなら、それらについては無駄な言い訳を考えて残す理由を探そうとする前に、処分してしまおう。処分とはいっても、その手法はいろいろなパターンがある。ゴミとして廃棄するパターンと、メルカリなどのフリマサイトで売却する方法、リサイクルショップで売却する方法、友人などに譲渡する方法が考えられる。私個人の意見だが、このうち「メルカリなどのフリマサイトで売却する方法」はあまりお勧めできない。なぜならば、その売却が完結するまでの時間的コストがかかりすぎるのと、発送に関するいろいろな手間、取引そのものへのストレスなど、いろいろなことが考えられる。まず速やかに見直したいのならば、今すぐにできる方法を考えるのが良い。個人的なお勧めとして、時給よりも労力に対して得られる利益が大きいなら売却、小さいなら廃棄で良いと考える。ただし、客観的に見て貴重な物品であれば、それはメルカリなどのより高額に売却できる手段を選ぶのも当然ありだろう。ミニマリストの中には断捨離において売却自体を禁止するような方もいるようだが、個人的にはそれは各自の価値観に任せるのが正解であると考える。
 前項で一定期間使用していないものについて分別したと思うが、それらは処分して良い物候補としての説得力は充分に高い。その期間内で使っていなかったものは、基本的に直近で使う可能性は低いものだ。ではそれについてどう考えるか、まず前提として「使わないが絶対に手放したくない」と思うものは保留する。ここで重要なのは「絶対に」という意志の強さだ。なんとなく高かったから、なんとなく気に入っているからなどは根拠に欠けるので、この次の段階までは候補に入れたままにしておこう。次に、まだ迷っている物に関しては、「手放した場合に新たにそれを調達する可能性があるか」を考える。可能性というより、それを今手放したとして、購入時の価格を今準備してもう一度買うかどうかを考える。それで買わないと考えるようなものは、基本的に不要と考えて良い。おそらくそういった考えに至る理由は、「過去の自分が手に入れてくれた」という事実に甘え、その物の価値を自分の本心より高く見積もっているからなのだ。しかし、調達するしないに関わらず、絶対に調達することができない物――例えば廃版であったり誰かからの想い出の品であったり――を無理に処分する必要はない。調達できないリスクを考えるものは、潜在的に自分にとって必要な可能性があるので、そのリスクが引っかかるのならば、無理をしてまでそれを処分する必要はない。私の場合はそれでも不要であれば処分するが、こればかりは人の価値観によるものだ。
 続いて、負担を感じているものだ。処分するという選択肢が普通に浮かんでくるものは恐らく使わないので、処分して良いだろう。しかし、問題なのは「負担ではあるが必要な物」である。例えば空調設備で毎日掃除する必要があるが空調を処分するわけにはいかないであるとか、お湯を沸かすためのケトルで毎日使うものだが時間もかかるし洗浄しづらいであるとか、そういった使用頻度が高く重要性も高いのに管理コストが増加していくようなものは、当然、その場で処分する必要はない。しかし、積極的に更新すべきものとしてリストアップしていき、優先してコストをかける場所であると考えておくのが良い。負担を感じているもので必要性が低いと思われるものは、処分を検討するのが良い。
 最後に、行動についてであるが、ここからは物品に関しても共通する手法なので、いらない物や行動すべてに適用するのが良い。リストアップした不要な物や行動については、まだ本当に捨てて良いか迷っているものがここまでで残っているだろう。それらについて不要かどうかが本当に分からないのならば、物に関しては一時的に自分の行動領域外にエリアを作って隔離、行動に関してはリストアップしたうえで一度やめてみよう。一度生活の中からそれらを追い出すことにより、その物や行動が本当に必要なのかどうかをテストすることができる。そのテストを経て不便を感じないのであれば、物も行動も本当に不要であると判断できる。
 ここまでの対応により、大まかに不用品は処分でき、物理的にも時間的にも、ある程度の余裕が生まれたのではないだろうか。これで生活が少しでも良くなったと感じたのであれば、この先にあるより細かな領域をターゲットにしたピンポイントでのミニマリズムもぜひ実践していただきたい。
 
 処分方法としての売却はコストと手間を天秤にかけたうえで検討すべき。
 不要か断言できなければ一度遠ざけて様子を見てみよう。



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