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□みずち的ミニマリズムの記録
□第2章 実践 2-7、物欲と向き合う ![]() 前提として、物欲はなくならない。ミニマリズムをどれほど意識していても、物欲というものは心の非常に深いところまで根付いていて、上辺だけの我慢で完全に制御する事は出来ないと思って差し支えないと考えている。特に、元から物欲があまりない人は良いが、私のように、物欲にしたがって生きていたら1ジャンルの物が数百個にまで膨れ上がってしまうような物欲魔人は、消え去ることがない物欲を、まるで猛獣使いのように抑えていかねばならないのだ。では、どのようにコントロールしているのか。これこそがピンポイント・ミニマリズムと私が言っている理由で、全ての物事にミニマリズムを適用するのではなく、好きと言えない物にだけターゲットを絞ってリソースを確保し、空いたリソースの一部を使用して「コントロール下で暴走させる」ということを行っているのである。 現在の私は筆記具沼に非常に深く沈んでいるわけだが、その理由として大きいのが「単価が比較的安く、管理負担が比較的低い」というところにある。ペンは100本持っていてもレターケースが1台あれば十分に管理できるし、維持コストもそれほど高くはない。だからこそある程度の暴走を許容し、そこで溜まった物欲をしっかりと発散しているのである。それによって以前のように管理負担の大きい鞄やフィギュアなどを買い漁る事をせず、実用的で趣味も広がる筆記具に物欲を絞り込んでいくことができているのである。一つに夢中になっている間は、他の物に目が行かなくなるので、これによってある意味物欲を制御しているわけだ。簡単に言えば、適宜ガス抜きをしているのだ。 自己実現のために自分の欲求を徹底的に抑えられるストイックな人間であれば、そもそも物欲と向き合うまでもなく、理性によってそれを捻じ伏せることができる。しかしそうでないのならば、ある程度物欲に向き合い、無理のない範囲でそれを発散するタイミングを与えて、我慢がストレスにならないようにしていくのもまた重要である。いずれにしても重要なのは、自分自身の機嫌を損ねないようにするという事である。好きな事をするために、優先順位が低いものにピンポイントでミニマリズムを適用し、好きな事に割けるリソースを広げるのが本稿の目的である。そもそも、このミニマリズムという考え方を自分自身に適用させ始めたきっかけ事態、キャパシティをオーバーした日常のストレスを減らし、自分の持つキャパシティを有効に使い、無理のない生活をしたいという希望から始まった物である。それなのに自分の機嫌を損ねてしまうようでは、すべてが台無しになってしまう。ストレスは変に物欲を刺激し、それを抑え込むことでまたストレスが溜まり、結果として無限ループに陥ってしまって、ストレスばかりが溜まっていくことにつながるのだ。そうならないためにも自分の機嫌を自分で取って、趣味を含めたすべてにストレスがないようにするための行動が、本稿「ピンポイント・ミニマリズム」の求める理想像なのである。 物欲はなくならない。 負担のない範囲である程度発散させ、ストレスを溜めない生活をしよう。 ![]() 前へ 次へ 目次に戻る その他駄文に戻る その他のコンテンツに戻る ▲ページの上部へ |